Ruka170cm98F の 知恵ノート

医学部 再受験 理学療法士 などについての知恵ノート集

【09】医師国家試験って、どんな問題が出るの?

医師国家試験の問題…どんな問題が出ているか


① 前書き
 
医師国家試験って実際にはどんな感じの問題が出てるんだろうか?…と興味がある方もおられると思います。そこで、最近(2010年代)の国家試験問題をいくつかピックアップして、紹介してみたいと思います。

注意
  • 医師国家試験の 試験対策ノートではありません ので、高学年の
  • 医学生対象にしていません。
  • 低学年の医学生にはいくらか参考になると思います。
注意
  • 医学部に進学することを考えている方で、ちょっと興味がある方
  • 医療業界のことをよくご存知ない方で、ちょっと覗いてみたい方
  • …そういう方々向けに書いています。
 
② 医師国家試験問題の出題数
 
例年2月上旬に行われます。
2018年(第112回)からは合計400問で実施されます。
・必修問題100問
・一般問題100問
・臨床問題200問
 
2007年(第101回)から2017年(第111回)までは3日間で500問で、以下の要領で実施されていました。
・1日目
A…120分、60問
B…105分、62問
C…60分、31問
・2日目
D…120分、60問
E…120分、69問
F…60分、31問
・3日目
G…120分、69問
H…75分、38問
… I…140分、80問
 
2018年(第112回)からは2日間で400問で、以下の要領です。
・1日目
 A…165分、75問
 B… 95分、49問
 C…140分、66問
・2日目
 D…165分、75問
 E…100分、51問
 F…155分、84問
 
A、B、C、…は試験ブロックです。科目ごとの試験ではありません。AブロックならAブロックの中でいろいろな科から出題されます。
試験時間や問題数がブロックにより、165分とか49問とか、何故こんな半端なのかな?
理由は解りませんが、クレージーです。
試験時間のトータルは各々15時間20分(3日間)、13時間40分(2日間)です。大学入試センター試験が5教科7科目に英語のリスニングを加えて9時間程度ですから、かなり長丁場ですね。
 
2018年からは400問になっています。これまでよりも100問少なくなりますが、減った分は4年生のCBTに回されて評価されるようになるらしいです。
 
CBTについては、以下の別ノート(*)の ① をご覧下さい。
 
① 医学部の CBT&OSCE / ② 医師国家試験について
 
 
③ 合格基準
 
詳細は以下をご参照下さい。
必修問題は80%以上(絶対基準)、一般問題と臨床問題は概ね65%以上(年によってボーダーラインが異なる)が必要になります。
 
 
④ 出題範囲
 
昔はマイナー科に関しては毎年2科目しか出なかった時代もあり、出題数は320問ぐらいだったようです(注1)。全ての科ではなく、来年のマイナー科は〇〇科と△△科が出ます…と周知されましたから、他の出題されない科は勉強する必要がなかったのです。
今は基本的に全ての科から出題されます。
これだけでも、昔よりも範囲が広くなっていると言えますね。
 
注1:詳しいことを知りたい方はWikipedia等を参照して下さい
 
内訳は大まかに以下のような比率です。
・ 内 科………42~45%(注2)
産婦人科……6~7%
・ 小児科………6~7%
・ 救急科………4~5%
・ 公衆衛生……12~14%
・ マイナー科…14~15%(注3)
・ 外科、その他
内科が圧倒的に多いです。内科は、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、…など全て合わせて4割以上を占めています。
意外と多いのが公衆衛生の分野です。
 
注2:内科
呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、代謝内分泌内科、腎臓内科、膠原病内科、血液内科、など
注3:マイナー科
眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、整形外科、精神科、泌尿器科放射線科、など
 
 
⑤ 問題例
 
第110回医師国家試験問題と回答(厚労省
 
第110回が2016年実施です。
同様に、第109回は2015年、第108回は2014年、…です。
 
具体的にどんな問題が出題されているか、以下紹介します。
 
*****
 
医学部ではとにかく覚えることが多いと言われます。実際、覚えなければどうにもならないのが実情です。そういった知識は詰め込みです。
 
例えば、以下のような問題。 解剖学で比較的よく狙われる問題なので、しっかり勉強している人なら答えられると思います。
【110B8】

11 国試110b08 知識問題 86%.jpg

知っているか知らないかが明暗を分ける知識問題は確かに多いです。
 
【110A17】
我が国における食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因として頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
a 甲殻類
b 牛乳
c 小麦
d 大豆
e 卵
 
上記【110A17】に関して、内科の成書と言われている朝倉内科学にも、日本ではどのアナフィラキシーが多いのかといった、そんな細かい記載までは書かれてないと某医師国家試験予備校の名物講師が言っていました。正答率は40%程度だったようです。
なお、2つ選べという問題の場合、2つとも正解していないと得点になりません
片方が正解していても部分点はありません。
 
こちらは外科の問題です。
【110B39】
McBurney 交叉切開で虫垂切除術を行う際に切開する筋はどれか。3つ選べ。
a 錐体筋
b 腹横筋
c 腹直筋
d 外腹斜筋
e 内腹斜筋
 
【110E4】
胃から吸収されるのはどれか。
a 鉄
b 葉酸
c 脂肪酸
 
【110E20】
Ⅲ型アレルギーによる疾患はどれか。
a 蕁麻疹
b 水疱性類天疱瘡
c アトピー性皮膚炎
d アレルギー性接触皮膚炎
e Schönlein-Henoch 紫斑病
 
【110E25】
痛風で制限すべきなのはどれか。
a 胡椒
b 食塩
c レバー
d コーヒー
e マーガリ
 
法律も出題されます。
【110F1】
医師の届出義務が医師法に規定されているのはどれか。
a 異状死体
b 食中毒患者
c 被虐待児童
d 麻薬中毒患者
e 医薬品による副作用
 
【110E24】
社会福祉に関する法律とその内容の組み合わせで誤っているのはどれか。
児童福祉法―――児童手当の支給
b 障害者福祉法――身体障害者手帳の交付
生活保護法―――埋葬に必要な費用の支給
母子保健法―――小児慢性特定疾病の医療費助成
e 老人福祉法―――在宅福祉サービスの提供
 
【110G22】
健常な3歳児に認められる反射はどれか。
a 背反射
b 把握反射
c Landau 反射
d 緊張性頸反射
e パラシュート反射
 
【109G15】
臍帯が脱落する時期はどれか。
a 生後48時間以内
b 生後3~5日
c 生後6~15日
d 生後16~29日
e 生後30~60日
 
【109G35】
日本人において糖尿病で発症リスクが高まるとされる癌はどれか。2つ選べ。
a 肝癌
b 肺癌
c 胃癌
d 大腸癌
e 前立腺
 
…等々。この辺は単純な知識問題です。知らないとどうしようもないので、とにかく覚えるのみです。
 
*****
 
しかし、もちろん全て丸暗記だけで通用するわけではありません。覚えた上で、その知識を生かして解く問題ももちろん出ます。つまり、応用問題です。
 
【109C23】 
21 国試109c23 さすが医学生 正答率97%.jpg
【109C23】の問題は医学生の間では基本問題です。「イチゴジャム様の便」とか超音波の特徴的な画像とかがキーになっていることと、大学の定期試験などにも頻出問題であることも相まって、しっかり勉強している学生ならほぼ全員が解ける問題です。
某医師国家試験予備校の集計では正答率97%前後と、ここはさすがに医学生ですね。
 
【110E45】
22 国試110e45 さすが医学生正答率82%.PNG
これもしっかり演習している人にとっては、どちらかというと基本問題です。こちらはやや正答率が低いですが、80~85%とのことでした。
 
【110G33】
不均衡型の胎児発育不全で、慢性の低酸素血症のために相対的に血流増加がみられる組織はどれか。2つ選べ。
a 脳
b 肝臓
c 小腸
d 心筋
e 骨格筋
聞いたことがない話でも、最も重要な臓器はどれか…と読み替えて、脳と心臓が正解。
 
レントゲン、CT、MRI、超音波などの画像や、顕微鏡写真(病理画像)、心電図手術器具などの写真が問題の中で提示されることはよくあります。
【110F7】 
31 国試 110f07 心電図 50%.PNG

*****

さて、今までは問題文が比較的短いものばかり紹介しましたが、長文問題も結構たくさん出題されています。
 
【110A34】 
32 国試 110a34 よくあるパターン.PNG
問題2ページ分を1枚にまとめましたが、文字が読みづらくなるぐらい細かくなってしまいました。臨床問題だと、特にここ最近は長文問題が多くなっています。
 
長文問題をもう1題お見せします。こちらは3連問です。やたら長いです。
【110G63-64-65】
33 国試 110g63 長文問題.PNG

*****

最近の流行なのか、臨床現場において実践的な問題も多くなっています。他の選択肢の中にも一応正しい処置が含まれており、処置自体は間違っているとは限りませんが、
・ まず何をするか?
・ 現時点で最も優先すべきものは何か?
・ 次に何をすべきか?
といった、次の一手が問われるものです。
 
単純に、あれと これと それをやる…と覚えていても、それでは通用しません。優先度を間違えていては、患者さんは手遅れで死んでしまうかもしれませんから。
 
【109C24】 
41 国試109c24 まず何をするか.PNG
この問題は、交通事故患者が救急搬送されてきた場面です。
顔や頭に外傷があり、意識障害もあり、口から血を吹いている、酸素化も悪い、…そんな場面で、貴方ならまず何をすべきだと思いますか?…という問いです。
 
どれも大事ですが、後からでもいいことは後回し。まず何をするか?…が問われています。
特に救急の場面ですからね。優先順位は大切です。
(答え:c)
 
 
暗記だけでは無理な例を少し紹介します。
【110A43】 
51 国試110a43 暗記はダメ 56%.PNG
文字が細かくて恐縮ですが、この患者さんの “血清クレアチニン” の検査値が1.3mg/dLとなっています。これは基準値(女性で0.4~0.8mg/dL)よりも高い値です。
この値が高くなっているのはなぜでしょうか?…という問題です。
 
このような問題では病態を考えなければなりませんから、丸暗記では解けないのは明らかです。
ちなみに、正答率は65%程度とやや難しい問題だったようです。
 
【109A24】 
52 国試109a24 暗記はダメ.PNG
ホルモンの動態を考えなければ解けない問題です。
生理学や代謝内分泌内科でホルモンを習うと解りますが、あるホルモンの分泌が過剰になった時に、他のホルモンの分泌が促進されるのか、抑制されるのか…等は頭を使って考えることになります。その上で、上の問題では病気の原因部位がどこにあるかを推測しなさい…という問いになっています。
 
【110H27】 
53 国試110h27 暗記はダメ 67%.PNG
こちらは麻酔科の問題です。手術中で全身麻酔がかかっています。人工呼吸器がつながっていますが、その呼吸管理は “従量式” だそうです。
 
ここで、従量式というシステムがあることは麻酔科で習っているはずですが、内科などを中心に勉強していると、こういうところまで手が回らないこともあります。
ですが、文字通り “量に従う” ということですから、人工呼吸器で必要な空気を “量” を基準にして気道内に押し込んでいるわけだな…とよく考えれば判ります。

さて、グラフから何が読み取れるでしょうか?
そこから、今何が起きていると考えられるでしょうか?

手術開始時よりも現在の方が気道内圧が高くなっている…ということは読み取れますよね。
つまり、抵抗が生じていて、決まった量の空気を気道内に押し込みにくい状態になっている…ということ。
ここから、気道内に何か詰まっているんじゃないか…と考えて(ここでは気道内に唾液などが溜まっている)、a 気道内吸引…が正解になるというわけです。

丸暗記の知識だけでは全く歯が立たないことがお判りになると思います。もちろん、考えれば解けますが。というか、考えなければ解けない問題です。
 
ところで、終わりの方に coarse crackles と書かれていますが、これは聴診所見で肺の水泡音のことです。実はこれ、ヒントになっていました。
正答率は65~70%とのことでした。

*****

さて、今後は少し毛色を変えて、高学年の大学病院等での臨床実習をしっかりやってきましたか?…と聞いているような問題です。
【110H10】 
61 国試110h10 Nsなら解ける問題 92%.PNG
採血の場面です。
大学病院で臨床実習を受けていれば、採血の場面は必ず見ているはず…ということですね。そこを突いて出題したものでしょう。
 
ちなみに、実習では学生同士で採血をし合ったりもします。抜いた血液は検査にかけてみたり、染色して顕微鏡で見たりしました。

採血する時には駆血帯といって、二の腕にゴムを巻いて一時的に血液の流れを止めます(もちろん血流は完全には止まりませんが)。
さて、その駆血帯を外すタイミングはいつでしょうか?…という問題です。

この問題、看護師さんや臨床検査技師さんなら、正答率100%でしょう。
(答え:③)
医学生の正答率は90~95%だったそうです。

ただ、中にはちょっとこれ無理なんじゃない?…という問題もあります。
【110E2】
物品の写真を別に示す。
外来で1歳2か月の男児に尿検査を実施するときに必要なのはどれか。
 
たまたま実習で男の子用の採尿器を見たことがある医学生って、ほとんどいないんじゃないかと思いますし、わたしも見たことがありません。
この問題、ちょっと厳しいですね。見たことがある人なら楽勝、見たことがない人は推測と勘で答えるしかないですから。
(答え:②)

2つ前の【110H10】の問題は看護師さんなら100%の問題でしたが、次の問題は理学療法士さんなら正答率100%のはず。
【110H9】 
62 国試110h09 PTなら解ける問題 59%.PNG
整形外科の問題です。
あまり出題数が多くない分野なので、勉強が抜け落ちている部分なのでしょう。
残念ながら、正答率は60%前後と低かったです。
(答え:e)

*****

計算問題も出ます。しかし、そんなに難しい問題は出ていません。
出題数も全部で数問程度です。

【109E64】 
63 国試 109e64 Hbの計算.PNG
(Hb=ヘモグロビン)
この問題は、ちょっとできる高校生なら計算できると思います。
なお、赤血球数、Ht、白血球数、血小板、AST、ALT、尿素窒素、クレアチニンCRPはこの問題の計算に関係しません。血液所見のHbと体重が関係します。
ここまでヒントを出せば、中学生でも賢い生徒なら計算できるでしょう。

公衆衛生分野でも計算問題がよく出ています。
【110F10】 
64 国試 110f10 公衆衛生の計算 89%.PNG
“検査前確率”、“検査後確率”、“感度”、“特異度” 等の言葉が出てきますが、これらは大学医学部の公衆衛生学の授業で習います。

この問題では2×2表が与えられていますが、本来ならこの表がなくても、問題文で与えられている条件から自分で作成できなくてはなりません。最初から表がある分やや易しくなっている問題です。正答率は90%程度だったそうです。

*****

英文を含む問題も出されます。しかし、2016年も2015年も各2題だけです。
【110C20】 
65 国試110c20 英語 93%.PNG
(選択肢と正解は省略)

医学英単語が出てきますが、平易な英文で、正答率は90%以上。
このキーワードはあの疾患だな!…と当たりを付けられるので、医学部6年生にとってはそれほど難しい問題ではありません。
今後はもっと英文を難しくした問題が出るかもしれません。

*****

まるでセンター試験の社会科みたいな問題も公衆衛生分野から出題されています。
【109E8】 
66 国試 109e8 社会科みたいな問題.PNG

わたしはセンター試験の社会で地理を選択したのですが、地理の統計で似たような形式の問題が出ていたことを思い出します。

*****

患者さんにかける言葉として適当なものはどれか?…といった問題も最近はよく出ています。常識的に考えれば答えを出すのはそんなに難しくないはずです。
医師もサービス業ということで出題されているのでしょうか。もちろん、患者さんの協力がないと診療に必要な情報が得られないことも多いので、協力が得られるよう患者さんへの対応の仕方もわざわざ問われているものと考えられます。
 
【110C25】  110c25.PNG
正解は a ~ e のうち、どれだと思いますか?
おかしいのをすぐに除外できると思いますが…。
 
医学部の OSCE(オスキー)(注4)でも医療面接という実技試験があるのですが、患者さんがいろいろ訴えたことに対して、それは大変ですね…などと共感することが大事だと習います。

注4:OSCEについては、 医学部の CBT&OSCE 
の解説をご覧下さい

この手の問題、こんなの形式的で表面的な話だけじゃないの…という意見も聞こえてきそうですが…。
(答え:e)

*****

少し医学的な知識とは違うかもしれませんが、こんな問題も出ています。
【110A7】 
81 国試110a07 医学的知識とは少し別 66%.PNG
これはネット上でも少し物議を醸した問題です。
飛行機に乗ったことがないから判らないし知らない…という意見や、医者になるのにこれが何か関係あるの?…といった意見もありました。

例えば、採血でも何でもいいですが、何か処置をする時は自分が感染しないように、医療従事者は医療用のゴム手袋をしてから処置を行います(標準感染予防策)。
BLS(Basic Life Support)(注5)の講習を受けたことがある人なら解ると思いますが、路上で倒れている人を助けようとする時、まず最初に、その人に近づく前に “周囲の安全確認” を行います。無造作に近づいて、自分が車にはねられてしまってはいけませんから。

つまり、まずは自分の安全を確保することが先だよ…ということ。
その辺の考え方が身に付いていれば、答えが出せるはず…ということを作問者は言いたかったのでしょう。正答率は70%程度でした。
(答え:d)

では、これはどうでしょうか。
【110E41】 
82 国試110e41 医学的知識とは少し別 93%.PNG
実際、医療関係者がこういった避難所施設に行って医療活動をすることもあると思います。a ~ e はどれも必要かもしれませんが、「最も優先すべきもの」は何ですか?…ということ。
さすがに、ここで e 無線LAN と答える人はいないと思いますが…。

b 予防注射も c 血圧測定も有用かもしれませんが、それよりも病気が蔓延しないように手指の衛生を保つことの方が最初にすべきこととしてもっと重要だ…という大局観も要求されているわけです。
こちらの正答率は90%程度でした。
(答え:a)

*****

最後に、これは病気とは言えないのですが、いわゆる中二病(反抗期)の患者?を取り上げて、その対応を聞いています。
【108B47】 
91 国試108b47 中二病.PNG
病気ではないものには病気ではない…とはっきり言えることも大切だということを示唆しているのではないでしょうか。薬の処方(b ~ e)は不正解です。
 
 
⑥ 個人的な総評

いろいろとバラエティーに富んだ問題が出ていますが、実際には最初の方で取り上げたような知識問題と長文の臨床問題が多数で、その他パラパラと少しずついろいろな問題が寄せ集められて出題されている感じです。
やはり知識は大切です。基礎的な知識がないと話になりません。
 
ただ、いくつかの実際の問題をご覧になって、暗記が全てではないことにもお気付きのことと思います。
この知恵袋でもたまに、医学部なんて暗記だけ…という医学生?からの回答が付くことがありますが、それはちょっと違いますし、そんなこともありません。それだと問題を少し捻られただけで答えられません。そもそも覚える量が半端なく多いですから、それ以上に詰め込みだけでやろうとしては破綻しますし、賢明な策ではありません。
試験対策ということでは、実際には演習問題を何回もやって身に付けるしかありませんが、応用力も必要ですし、一般常識的なことも必要です。
 
以上、医師国家試験問題をいくつか取り上げました。
ご参考になれば幸いです。
 
 
医師国家試験ってどんな問題が出るの? 終わり
 
 
 
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